ソニーのスマートフォンのフラッグシップ機、Xperia 1 IIIが2021年7月以降に発売されます。価格は154400円、ひえー(´;ω;`)
けれども、ソニーのミラーレス一眼カメラαシリーズで培った技術をふんだんなくつぎ込んだ当モデル。αユーザーとしては15万円でもぶっこまざるを得ない!
そこで、発売前のXperia 1 IIIのカメラスペックの復習と、どんな写真が撮れるのかの予想をしてみたいと思います。
Xperia 1 IIIはミラーレス一眼カメラαシリーズの技術を惜しみなくつぎ込んだ2021年のフラッグシップモデル
4つの焦点距離
16mm(超広角)、24mm(広角)、70mm・105mm(望遠)の4つの焦点距離あり、望遠域の70mm, 105mmは可変レンズ採用とのことです。
16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2
24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値1.7
70mm・105mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.3・2.8
3D iToFセンサー
F値は1.7~2.8と低め。フルサイズ機にこのF値のレンズを選ぼうとすると、めちゃくちゃ高いレンズになってしまうわけなのですが、フルサイズカメラに比べてスマホカメラのセンサーは小さいので、実際どれくらい明るく撮れるか・どれくらい綺麗にボケるかは試してみてのお楽しみにしましょう。
ちなみに、f値は低いほど「明るく」「背景ボケがきれい」に撮れる傾向があります。念のため。
さて、この16mm~105mmという焦点距離のサイズ感を、α7Cで撮ったカメラで比較してみましょう。モデルは大阪府池田市と兵庫県川西市のあいだにかかる新猪名川大橋(通称ビッグハープ)です。
28mm.
Xperiaの広角24mmはこれより少し画角が広いイメージ。
60mm
70mm
Xperia望遠70mmはだいたいこんな感じと思われる。
24mm~70mmって、スナップ写真ではかなり頻用するレンジなのですが、ここはデジタルズームでカバーというところでしょう。
これは300mm。
いかがでしょうか。超広角16mmって、画角としてはかなり広すぎて、作品にするには使いどころが難しいだろうと予想しますが、私のα7Cのレンズでカバーしていない領域ですので、楽しみといえば楽しみです。
Photography Proでαシリーズと類似の操作性!
ソニーのスマホに15万ぶっこもうと思った決め手が、これです。
Photography Proというモードで、ミラーレス一眼カメラαシリーズと類似した操作性が可能になります。
といっても、f値が固定なので、実際に設定で頻用するのはシャッター速度と露出補正ぐらいでしょうか・・・
あまり、ソフトユーザーにはメリットのないモードだと思いますが、αユーザーには嬉しい設定です。
もちろん、JPEG or RAWも選択可能です。たかがスマホカメラとはいえ、RAW現像派にはめちゃくちゃ重要。
リアルタイムトラッキング
ソニーの誇る最先端の技術のひとつがリアルタイム瞳オートフォーカスですが、スマホレベルでどこまで実装されているのでしょうか?
これは使ってみてのお楽しみですね。
暗さの問題はどうか?
ソニーのスマホは、iPhoneに比べて夜景や逆光が暗く映るという傾向がみられました。
三脚立ててきっちり撮れば、αのカメラだとめちゃくちゃ明るく撮れるんですけどね・・・
Xperia 1 IIIでそのあたりがどこまで改善されたのかも、個人的には注目したいです。
一応、ソニーのページには以下のようにあります。
より多くの光を取り込める1/1.7型大判センサー*を搭載。夜間や室内の撮影でも、シャッターを押すだけで明るく撮影。さらに、連写時もフレームごとにノイズを低減するので、きれいな1枚を残せます。
もっとも、RAWで撮っておけば現像時に調整できるので、暗さ自体はそれほど問題ではないかも知れませんが・・・
Xperia 1 IIIでα7Cに匹敵する写真が撮れるかどうか、お楽しみ!
以下、α7C購入後に撮ったいくつかの写真です。
センサーサイズやレンズの違いはあれ、同じ基盤技術を使ったソニーのスマホXperia 1 IIIでどこまでα7Cの作品に迫れるか、当ブログで今後検証していきたいと思います!
大阪市中之島公園
兵庫県猪名川町
大阪南港・さきしまコスモタワーの夜景。
池田市・久安寺の紫陽花。
京都・大原三千院。
まとめ
ということで、2021年7月以降に発売予定(当記事作成時点で発売日未定)のXperia 1 IIIのカメラ性能について、α7Cと比較しながら考察してみました。
今後、Xperia 1 IIIとの撮り比べなども行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、公式ホームページの情報はこんな感じです。