みなさん、雨の日は嫌ですよね~!
でも雨の日は写真を撮るにはもってこいです(笑)写真スポットも空いているし、水に濡れた葉や地面が反射するし・・・光を活かした写真には雨の日はもってこいなんです!という境地に達したフルサイズミラーレス一眼歴1年ちょっとの素人です(^^;)
過去にも雨シリーズの記事をいくつかアップしております。
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雨の日の新緑の箕面の滝で、フラット光について考えてみる
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雨と新緑の至高の空間:京都圓光寺
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今回の舞台は・・・春の石舞台の夜桜ライトアップです。あえて雨の日の夜に訪れた場合・・・こんな感じになります、という記録です。
雨の春の明日香村・・・石舞台の夜桜ライトアップと橘寺
石舞台の夜桜ライトアップ
奈良・橿原の南にひっそりたたずむ日本のストーンヘンジ・・・明日香村の石舞台は、桜のシーズンにライトアップされます。
訪れた日はあいにくの雨・・・日没直後の雰囲気はこんな感じでした。
山あいには霧がたちこめ、冷厳な雰囲気・・・石舞台は雨に濡れて艶っぽくなっています。
だんだんと薄暗くなり、日が暮れると桜が輝きを増します。
これぞ雨の日の真骨頂・・・雨に濡れた花びらは光を反射しやすく、輝きを増します。うっすらと背後の山あいに霧が立ち込め、異様な雰囲気・・・異世界感満載ではないでしょうか!?
雨の中、三脚立てて撮影した甲斐があった・・・(TT)
桜の花びらで上手く額縁構図を作ろうとするのは、桜撮影の定番のアイデアです。
木の枝が奥へ伸びる感じも取り入れてみます。これ以上石舞台がすっぽり映るスペースを見つけることができなかった・・・
石舞台に近づいて撮影。雨の日は人も少ないです。
7世紀前半・飛鳥時代の建造とされます。ストーンヘンジっぽいイメージがつきまとうので、謎の文明の遺物のようにも思えがちですが、北摂地区に多数存在する古墳は、これよりも古い時期のものですので、歴史的には比較的新しいものです(古墳時代の後)。
巨石とライトアップされた桜という、一見ミスマッチな組み合わせが、すごい非日常感を生み出しているように思います。
ついでに日没前の橘寺(たちばなでら)はこんな感じ・・・
日没を待つまでに訪れた、石舞台にほど近い、聖徳太子生誕の地と言われる橘寺の桜はこんな感じでした。
創建年代不詳。少なくとも680年より昔のものと思われています。
京都にはない、独特のほのぼのとした雰囲気があるのが、奈良(特に飛鳥地方)の魅力だと思います。
橘寺全景。伽藍や桜の配置、背景の山などが、絵になる感じですね。
Pick Up!
本日の一枚はこれです。
主題を副題の桜で囲むという、桜撮影では定番のアイデア。しかし、その構図が撮れる場所を探すのに一苦労するというのがあるあるではないかと思います。
構図的にはこう。
α7C+70-300mm F/4.5-6.3Di III RXD, 77mm, f4.5 3.2秒, ISO 125, RAW
夜桜で取り囲む石舞台。ひねりは特にありませんが、雨によるしっとり感がプラスアルファの要素になっているのではと思います。
アクセス
有名観光地なので、あえて説明も必要ないかと思いますが、石舞台古墳はここです。
まとめ
雨の日に、奈良明日香村の石舞台古墳の夜桜を撮影いたしました。
石舞台+夜桜に、「雨のテカり」を加えることで、良いアクセントの写真が撮れたのではないかと思います。
雨の日にはお出かけしたくない気持ちになりますが、写真を撮るにはむしろ良いコンデションになることもあるかと思いますので、ぜひご参考くださいね!