京都 撮影記

雨と新緑の至高の空間:京都圓光寺

雨の日の新緑の輝きに魅せられて、究極の「額縁構図」が撮りたいと考え、京都瑞巌山圓光寺(ずいがんざんえんこうじ)にたどり着きました。

ここもあえて雨の日に訪れようという人は少ないでしょう。雨の日はこんな感じです、という参考になれば幸いです。

 

新緑×雨に加わる苔、竹、石・・・これが日本の美というやつでは!?至福の瑞巌山圓光寺

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大原三千院を上回るのは・・・美しく額縁構図がとれるここの他ないでしょう、と考えて、圓光寺(えんこうじ)を訪れました。

 

もう、お寺に入るまえから新緑と苔と木と石がしっとりと雨にぬれて生命力に満ちあふれた姿をさらしております。

 

京都一乗寺の圓光寺とは?

瑞厳山・圓光寺は、京都の一乗寺駅から徒歩圏内にあります。

ここです。

ちなみに、宮本武蔵の一乗寺下り松の戦いで有名な八大神社もすぐ近くにあります。

 

晴れの日に撮ると説明的な平凡な写真になるかと思いますが、雨の日というだけで・・・しっとり感が良い感じでにじみ出ています。

ルーツは1601年、徳川家康が国内教学の発展のため、伏見に建てた学校が前身となっています。1667年にこの地に移転しました。

 

奔龍庭。砂利が雲海、石組みを龍に見立てています。あえて「未完」にすることで、心の中で完成図を描くようになっているそうです。うーむ、現代でいうキテ○ちゃんみたいなものか・・・

 

そして至福の額縁構図・・・

そして、圓光寺の代名詞とも言える「十牛之庭」。牛を追う牧童が描かれた十牛図を題材にして作られた庭園です。

・・・が、庭園そのものよりも、これを「額縁構図」として見ることにその真骨頂があると思います。

それが、これ。

おお~。写真をやる前には「ふーん」程度だったと思いますが、「額縁構図」を覚えた(笑)素人カメラマンには感動的。日本庭園って、それ自体が構図になっているんですね・・・!!

 

額縁構図としてはこちらが正解のように思いますが、個人的には額縁構図が二つある上の図の方が好きなので、アイキャッチ画像には上の写真を使っています。上の方が、20mm超広角の広さが表現できているような気がして、35mmぐらいだと下の構図の方がより良いのかもしれません。

 

 

座禅道場。この額縁構図もかなり気に入っております。「静寂」の感じがよく出ているかと思います。素敵( ´艸`)

 

鐘楼で額縁構図を作ろうと思いましたが、思い付かなかったのでそのまま・・・

 

そして、苔と石と竹のパラダイス・・・!

圓光寺の魅力は「十牛之庭」のみにとどまりません。庭園に取り込まれた竹林の美しさは、日本最高レベルではないでしょうか。

何といっても、足元に苔と石像がゴロゴロしているのが素敵すぎる・・・

 

至高の竹林・・・

 

雨に濡れた竹の表面が光を放ちます。新緑の中の、竹と、石の仏塔と、鐘楼・・・

くうぅ~(><)服部緑地の竹林もこれくらい整備されて欲しい・・・!!笑

 

石仏を主題に・・・新緑が眩しくて、後光が差しているようです。雨の日の光の差し方が本当に興味深いです。。。太陽が出ていると、陽光が当たる部分が目立ちすぎるので、こういう静かな風景は雨の日に狙うのも良くないでしょうか?

 

きれいな緑に包まれたお地蔵さん。ほっこり。

 

Pick Up!

本日の1枚はこれ。

α7C(ILCE-7C)+SEL20F18G, 20mm, f11 1/50秒, ISO 2000, RAW

雨の日のしっとりとした竹林の雰囲気を一枚の中に封じ込めることができたのではと、素人、勝手に考えているのですが、どうでしょう?

十牛之庭の額縁構図は誰が撮ってもだいたい同じですしね・・・こっちをチョイスしました。

構図的にはこんな感じ。

 

雨に濡れて艶っぽくなった竹が主題です。竹が苔の地面から「縦の列」を作っていますが、その奥に副題の石塔と鐘楼を置いています。副題の存在により、日本の寺院の中だという雰囲気が伝えられるのではと思っています。もっとド素人時代だと、鐘楼とか石塔を主題に起きたくなっていたのではと思いますが、あえて艶っぽい竹の構造的な面白さを主題におけるようになったのは成長かも知れません、知らんけどw

写真の上手い人おられましたら、ぜひアドバイスください!

 

まとめ

雨の新緑の京都・瑞巌山圓光寺をご紹介いたしました。

すっかり新緑の雨フェチになってしまいましたが、賛同いただける方はいらっしゃるかな~?

枯山水や十牛之庭の額縁構図だけでなく、竹林と苔と石像のある風景を撮れる希有な場所だと思います。

座禅堂も素敵だったので、いつか座禅会にも参加してみたい・・・!

ご参考いただければ幸いです。

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