奈良 撮影記

新緑の奈良・長谷寺に額縁構図を求めて

新緑の「額縁構図」を求めて、奈良県桜井市の真言宗系寺院:長谷寺(はせでら)を訪れました。

新緑の奈良・長谷寺に額縁構図を求めて

8世紀前半の創建と推定され、西国三十三か所の第8番札所にも数えられます。見どころの多い寺社です。順にみていきましょう。

仁王門~登廊

まずは、正面の仁王門です。

続いて、絵になる「登廊(のぼりろう)」。

20mmでパースをかけて撮影しています。こういう参道のようなところは、焦点距離短めにしてパースをかけた方が、非日常感が出ると思っています。

登廊を横から見上げる。

登廊を横から見下ろす。

登廊の中間地点にあります。

本堂

つづいて、本堂です。

断崖に張り出したかたちで造営されております。本尊は十一面観音。

 

そして、奈良の観光案内のパンフレットでもよく見るこの構図。だいたい紅葉シーズンのものが多いかと思いますが、新緑写真が撮りたかった・・・!

磨かれた床に新緑の光が反射するのが良いですね。

五重塔

この五重塔は戦後に建てられたものらしいです。

新緑につつまれる五重塔遠景。

五重塔のシンメトリー構図。

新緑とともに。

Pick Up!

この写真を撮るために長谷寺へ行ったのですが・・・

正直、だれがとっても同じ構図になるので、構図的には全く面白みはありません。基本的に、額縁構図の奥をどうするかだけの問題ですので、季節と天候とタイミングだけがすべてです。

なので、本日はこちらの写真を分析してみましょう。

主題は森の中にたたずむ石仏です。自然に一体化したような雰囲気が良き一枚と思います。

この自然との一体感は、縦のラインを意識することで出ていると思います。20mm広角で下から見上げることで、直立しているものが写真外の収束点に向かってそそり立っています。石仏と樹木の一体感があります。

さらに、

主題の石仏と、副題の樹木の中のメインの一本の配置がこのようになっているのが、写真の安定感を生み出しているのかなとおもいました。

いかがでしょうか。写真の上手い方、アドバイスをいただければ幸いです (笑)

 

アクセス

長谷寺へのアクセスはこちらになります。

車の駐車場もありますが、門前町の道路は狭いです。近鉄長谷寺駅から徒歩でもそう遠くありません。

 

まとめ

新緑の額縁構図を求めて、奈良の長谷寺を訪れました。

奈良の観光パンフレットでよく見る額縁構図だけでなく、登廊や五重塔など、見どころたくさんの西国三十三か所第8番札所です。

ご参考いただければ幸いです。

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