本ブログは、もともと写真のど素人だった筆者が、α7Cというソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラを手にして、大阪の魅力を細々と発信しながらカメラも上達していこうという主旨で運営しています。
αユーザーが待ち望んだ、ソニーのスマートフォンのフラッグシップ機Xperia 1 iiiが2021年7月にようやく発売になりました!
本日は、Xperia 1 iiiの主にカメラ機能についてまとめてみたいと思います。
この記事で分かること
①Xperia 1 iiiのカメラでどんな感じの写真が撮れるのか?
②Photography Proの使い方
αユーザー必見!Xperia 1 iiiはソニーのスマートフォンのフラッグシップ機
これがソニーのアンドロイドスマホのフラッグシップ機Xperia 1 iii(2021年7月発売)です。当ブログは写真ブログですので、主にカメラを中心に取り上げます。
Xperia 1 iiiのカメラは三眼で、4つの焦点距離に対応しています。超広角17mm, 広角24mm, 望遠70mm&105mm。70mmと105mmは物理的にレンズが動く可変焦点レンズとなっており、これはスマホとしては世界初だそうです。
では、それぞれの画角がどんな感じか見ていきましょう。
Xperia 1 iii搭載カメラの画角
スマホカメラの画角をみていきましょう!
被写体は大阪府池田市と兵庫県川西市の間にかかる新猪名川大橋(通称ビッグハープ)です。
超広角17mm。
超広角の使いどころは一般論としては難しいです。画角としてはこんな感じです。
広角24mm。
いちばん使いやすい画角だと思います。橋と空の感じ、川の感じがよくまとまっていると思います。
望遠70mm。
24mm-70mmは使いやすい画角になりますので、通常使いはこのどちらかになることが多いでしょう。
望遠105mm.
これがXperia 1 iiiで採用された、スマホ初の可変望遠レンズ。スマホ背面にレンズは3つしかありませんが、望遠レンズが70mmと105mmで可変になるというものです。105mmは少し離れた位置からのポートレートなどにも使いやすく、24mm-70mm以外に105mmの選択肢があるというのは一眼ユーザーとしてはポイント高いです。
デジタルズームで300mm。
デジタルズームだと画質が荒くなるかと思いますので、本ブログでは原則的にはあまり使わないと思います。
α7Cの300mmの望遠レンズと比べると画質はさすがに勝負にならない・・・
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α7Cの望遠レンズとして、タムロンの70-300mm F/4.5-6.3 DiIII RXDが最強という説
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基本的には、17mm, 24mm, 70mm, 105mmの単焦点レンズとして使っていきたいと思っています!
αユーザーとしてはこれが使いたかった!Photography Proによるαと同様の操作性!
さて、これこそがスマホをあえてソニー製にした最大の理由です。
Photography Pro。ソニーのミラーレス一眼のαシリーズと同様の操作性で、スマホカメラを操れるという代物です。
使い方を簡単にまとめます。
①まずカメラを起動します。
②右上のBASICをタップします。
③ダイヤルを回していきます。BASICの隣のAUTOでもProモードになります。
④AUTOモードかMモードがおすすめです。Mモードではシャッタースピード、ISO、ホワイトバランス等が調整できます。
⑤レンズ変更は左下のLensで、「17mm」「24mm」「70mm」「105mm」から選択します。
Basicモードでは倍率表示になりますが、焦点距離と画角の感覚をつかむためには、ド素人の方にとっても倍率表示より○○mm表示の方が良いと思います。
シャッターを切るのはスマホ側面のボタンです。公式HPによると半押し可能なソニーのこだわりだそうな。
Photography Proでは、カメラキーによるシャッターを採用。半押しでAFロック状態となり、全押しでシャッターが切れ、カメラと同じ操作感で撮影が楽しめます。また、カメラキーを長押しすれば、すぐにカメラが起動。撮りたいと思った時に、スムーズに撮影できます。Xperia 1 IIIでは、カメラキーにエンボス加工を施し、押しやすさを向上しています。
Photography Proモード、どんどん使っていきましょ~( ´艸`)
・・・と言ってみたものの、カメラの設定で一番調整したいのってf値(絞り)なんですよね~
スマホカメラはf値固定の単焦点レンズなので、f値(絞り)を調整する楽しみがない(TT)
スマホカメラがいかに進化したとはいえ、センサーサイズを大きくできないという制約がある以上、f値は極小で固定(明るいレンズ)とせざるをえないのは、ミラーレス一眼にはどうしても叶わないところだと思います。
そんな大きな制約はありますが、Xperia 1 iiiでどんな写真が撮れるのか、これから試していきたいと思います!
もちろん、RAWでデータを保存するためにはPhotography Proモードにする必要があります。
Xperia1 iiiでどんな写真が撮れるのか?
まだ使い始めでほとんど使いこなせていませんが、いくつか作例を示してみます。全てJPEG撮って出しです。
リフレクション
吹田市・万博記念公園。太陽の塔のリフレクション。水たまりのリフレクションもしっかり撮れます。
神崎川に映る夕焼けと雲のリフレクション。もう少し焼ければよかったですが、あわてて撮ったわりには水面の雲の反射の描写はまずまずでは・・・
水の流れを糸にする
箕面市・瀧安寺近辺。NDなし、f値調整不可の悪条件ですが、頑張ったら水流を糸状にできましたw 2秒露光。スマホ写真にしてはなかなか良き写真では・・・!
背景ボケ
箕面市・瀧安寺。「ぼけ」モードで撮影。さすがにフルサイズミラーレス一眼には敵わないが、まずまずか。。
参考までに、α7C+SLE2860で撮影したのがこれ(↓)。
さすがに一眼の方がボケた背景も詳細で、スマホの方は背景が全体的にのっぺりと潰れてしまっているように見えます。でも、パッと見はXperiaもそう悪くないw
同じく箕面市・瀧安寺周辺。ちょっと背景のボケ方の不自然さが目立ちますが、まあ大まかには良しとできるでしょう。一応、木の葉の間の玉ボケもできています。
接写
次に近接性能。スマホカメラはなかなか寄りにくいのですが、まあ、こんな感じ。
豊中市・服部緑地のバラです。
つづいて、1杯のコーヒーのテーブルフォト。
こういう何気ない写真に表れる描写力を重視したいのですが、どうかな~
参考までに、α7C+SLE2860で撮影したのがこれ(↓)。
こういうのだと差はほとんどないように思います。
まとめ
本日は、ソニーのスマホのフラッグシップ機Xperia 1 iii(2021年7月発売)の主にカメラ性能について、実写を交えながら簡単にまとめました。また、Photography Proの使い方もまとめました。
まだまだ使いこなせていませんが、Xperia1 iiiではだいたいこんな感じの写真が撮れますという参考にしていただければ幸いです。
αシリーズとの取り比べを含めながら、今後Xperia1 iiiの性能の極限を引き出すよう精進してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。