光の使い方 撮影記 箕面市

新緑の箕面・こもれびの森の木漏れ日写真:αと高解像レンズの本領発揮!

本日は、新緑のシーズンの「森の木漏れ日」の写真について、箕面「こもれびの森」で考えてみたという記録をかねた考察をまとめてみたいと思います。

箕面・こもれびの森で木漏れ日の写真の撮り方について考えてみる

「箕面の滝」で有名な箕面ですが、箕面の山には箕面駅ー箕面大滝を往復する遊歩道(通称「たきみち」)以外に、縦横無尽にハイキングコースが存在しています。

「こもれびの森」は、そんなハイキングコースの一つです。箕面大滝からみて、北東方向にあります。

場所でいうと、ここです。


昨年は、雨の新緑写真にハマりましたが、今年は木漏れ日写真を追及してみます、というマニアックな記事です 笑

そして、新緑の木漏れ日写真こそ、αカメラと高解像レンズの真骨頂を発揮できる場面の一つだと気づいたのでした・・・

なお、ハイキングコースとしてのこもれびの森については、姉妹サイトの下記ページをご覧ください。

新緑+木漏れ日+主被写体があればいいけど・・・

さて、森の木漏れ日の明るい感じを写真に収めるためには、どうすればよいのでしょう?

「写真」という観点で考えると、新緑+木漏れ日に、主被写体があるというのが基本型だと思います。

こんな感じ。

こもれび展望所の写真です。

一見普通ですが、上半分は緑で覆われ、下半分は「木漏れ日」。そして視線誘導(ハイキング道)の先に、主被写体となる展望所がある、という図式です。

ただ、木漏れ日のある森のなかに、常に主被写体があるわけではありません。単なる森なわけですから・・・

だいたいの場合は、こんな感じになるでしょう。

こもれびの森の遊歩道。

木漏れ日が素敵に見える場所を本能的に撮っただけです。

構図的に特記すべきこともありませんが、遊歩道にうつる木漏れ日と、新緑の明暗のグラデーション・・・αと、高解像レンズ(SEL20F18G)の描写力のなせる技と言えるでしょう。

「木漏れ日さす明るく静かな森」がテーマ。

スマホ写真もかなり良くなったとはいえ、こういう高解像かつ階調差の目立つ写真での表現力は、フルサイズカメラには遠く及びません。

ええわ~( ´艸`)

ただ、明るく静かな森を撮る

ということで、α7C+SEL20G18Fの能力頼みで、ただ素敵と思った場所をスナップ的に撮ります。

こもれびの森の名に恥じぬ光景ではないでしょうか。

 

このサイトでは良く撮る樹木の逆光写真です。

こもれび展望所からはかなり箕面大滝に近づいた場所の写真です。

左からサイド光が差し込み、新緑や樹皮、地面が複雑な明暗を示し、風が吹くとそれが揺らぎます。まるで森の呼吸を見ているみたい・・・新緑の木漏れ日、病みつきになりそうです。

 

目で見て新緑の輝きに感動してとったスナップですが、後から見ると平凡・・・

現場では、一枚上の写真よりも新緑の明暗が風で揺らぐ感じの感動が強かったのですが、写真という一枚の画像に押し込めてしまうと、そのダイナミックさが伝わらない。。

明暗の感度はたぶん、人間の目の方が良いのでしょうね。

目で見た新緑の輝きの躍動感を写真で表現するのは難しい・・・。私の腕が足りないだけかも知れませんが!

透過光で青もみじの葉が輝いています。

同じ木を、順光気味に撮るとこんな感じです。構図的にはこっちの方がしっくりくる。

樹木や森の撮影には、「光の当たり方」がとても重要だと思いますが、「木漏れ日」がテーマだとなおさらだと思います。「木漏れ日感」が強まるのは、断然、サイド光です

Pick Up!

以上、スナップ的に箕面こもれびの森の写真を撮ってきましたが、深堀りしてみるべき本日の一枚を選ぶとすれば・・・これかな~

光の階調、色の階調が、目で見たときの印象に一番近い感じがします。遊歩道脇の、新緑の躍動感も良い感じです。

構図的にはこう。

α7C+SEL20F18G, 20mm, f8 1/60秒, ISO 1000, RAW

主被写体不在ですので、樹木の縦のラインと、ハイキング道のC型のラインに着目しています。ラインが揃っていてきれいなので、「収まりの良い写真」になっているのだと思います。

そこにサイド光が差し込み、木漏れ日による光の明暗を生み出しています。

主被写体がないときには、周囲の構造物の「ライン」に着目するのが良さそうですね!

 

参考までに、新緑の宝塚・武田尾

主被写体が見当たらないときは、ラインに注目して画を整えるのが良いという話をしました。

しかしながら、主被写体があればなお引き立つ。

その基本型を見てみましょう。イメージ的にはこんな感じ、ということで、参考までに宝塚・武田尾の様子をお示しします。

旧国鉄廃線跡。

 

桜の園の東屋。

やっぱり、視線が安定する「主被写体」があった方が、しっくりは来ますよね!

また、単焦点レンズ使用の場合、花や植物を主被写体として、背景に木漏れ日を使用するというのも良いアイデアだと思います!

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まとめ

本日は、箕面の山のこもれびの森で木漏れ日について考えてみました 笑

まとめてみます。

森の木漏れ日写真の撮り方

①サイド光がおすすめ!(朝か15時以降ぐらいの、太陽が低めの時間帯)

②主被写体がないときは、樹木や道の「ライン」を意識する!

③単焦点レンズがある場合、花や植物を主被写体に、背景に木漏れ日を入れて玉ボケに!(f値は低めに)

 

スマホカメラではまだまだ到達できない高解像・高階調の世界、木漏れ日のある新緑の森は被写体としてうってつけだと思いました。もっと上のランクのαだと更に奇麗に撮れるのでしょうが、Gレンズと組み合わせることで入門機たるα7Cでもかなり行けます!

構図の取り方、光の階調を肉眼の印象に近づける撮り方については、今後も精進してゆきたいと思います。

夜景ライトアップ樹木、桜の木でのα7Cの描写力については以下のページをご参照ください!

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